カフェをこよなく愛するカフェリスト(Cafelist)こと 柳 隆晴(ぎっさん)のブログです。

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コーヒーを美味しく淹れる4つのポイント

コーヒーをお店のようにご家庭でも美味しく淹れるのって難しいとても思ってらっしゃる方って多いのではないでしょうか?!

そんなことはありません!

美味しく淹れるためには様々な要素があるのですが、その中でもコーヒーを美味しく淹れる4つために必要な最低限の4つのポイントについて、今回は紹介したいと思います。

これを知ってるだけでも全然違いますので、ちょっと長い文章ですがご覧いただければ幸いです。


1、分量

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コーヒーを淹れる時に必要な材料は、"コーヒー豆"と""の2種類のみ。

他の料理とかと比べると、とてもシンプルです。

ですが、シンプルが故に、この2つの分量(割合)をしっかりと守ることがとても大切です。

分量に関しては、例えば200ccのコーヒーを淹れると一言で言っても、そのコーヒーを焙煎しているお店によって必要なコーヒー豆の量は違います。

ですので、お店の方に

「どれくらいのコーヒーを使えば良いですか?」と確認をするのが1番だと思います。


2、挽き具合

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挽き具合とは、コーヒー豆の粗さのことです。

コーヒーを淹れるための器具は、エスプレッソ、ドリッパー、サイフォン、コーヒープレスなど本当に様々あり、器具によって挽き具合は違います。

器具にあった挽き具合をしないと、もちろん美味しくコーヒーを淹れることは出来ません。


例を挙げますと

・エスプレッソは、極細挽き
・ハンドドリップは、中挽き
・コーヒープレスは、粗挽きになります。


参考までにですが、コーヒーの抽出方法には大きく分けて2種類あります。

1つは、"浸漬法"。そしてもう1つは"透過法"です。

この2つの抽出方法には特徴があり、それぞれの器具がどちらかに当てはまります。

この2つの抽出方法の特徴が理解出来ていると、挽き具合をどれくらいにすれば良いのかが何となく分かってくると思います。

今回は、浸漬法と透過法についての説明はしませんが、後日こちらについては書きたいと思っています。


3、水

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水でのポイントは2つです。

1つ目は、軟水を使うこと。
日本の蛇口から出てくる水は基本軟水なので、その辺りはあまり気にしなくて大丈夫です。

コントレックスなどの硬水を使うと、水に含まれているミネラル分とコーヒーの苦味成分が結合しやすく、少し苦味が際立ったコーヒーに仕上がってしまう可能性があります。

そして2つ目は、お湯の温度です。
一般的には、92度くらいの熱湯を使った方が良いと様々な本やインターネットの情報に書いてあります。

お湯の温度ですが、

・高ければ高いほど、コーヒーの成分が溶け出しやすくなる
・低ければ低いほど、コーヒーの成分が溶け出しづらくなります

ですので、あまりにも高すぎると、コーヒーの余計な成分まで抽出されてしまって美味しくコーヒーが仕上がらなくなる可能性が高いですし、また低すぎると、コーヒーの旨味成分がちゃんと抽出されず物足りない味に仕上がってしまうかもしれません。

コーヒーによって、適した温度は様々なので一概には言えないのですが、まずは90度くらいのお湯で試してみると良いかと思います。


4、鮮度

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コーヒーは生鮮食品なので、鮮度は非常に重要です。

コーヒーは焙煎すると、その時から少しずつ酸化が進んでいきます。さらに挽いてしまうと、もっと酸化が進んで行き鮮度がどんどん損なわれていきます。

ですので、ポイントとしては

・焙煎してからあまり日が経過していないものを選ぶ
・コーヒーを淹れる直前にコーヒー豆を挽く

この2つがとても大切になっていきます。

最近のコーヒースタンドで売られているコーヒーには、だいたい焙煎した日が書いてあるのでそちらを目安にすると良いと思います。
※焙煎したばかりのコーヒーの方が鮮度は良いですが、焙煎仕立てのものは二酸化炭素をコーヒー豆がたくさん含んでいるので、何日か置いたものの方が美味しく淹れられる傾向ありです。


そして、コーヒーは「酸素」「湿気」「光」「熱」の4つの要素に弱いと言われています。

ですので、コーヒー豆は密閉容器にしっかり入れて冷暗所で保管するのがベストです。(暑すぎなければ常温も可)

1ヶ月以上などの長期保管したい場所は、冷凍庫で保管するのがより良いと思います。

また、冷蔵庫などで保管したコーヒー豆でコーヒーを淹れる場合は、まずはコーヒー豆を常温の場所に置いて常温まで戻るのを待ってください。
コーヒーを美味しく淹れられなくなってしまう原因になりかねません。

 

※コーヒーを保存するために最適な容器をご紹介します。

保存量も200g入れば、ご家庭では十分かと思います。

 

 

これであなたも、家で美味しくコーヒーを淹れられるようになりましたね!

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以上、コーヒーを美味しく淹れるための4つのポイントについて説明でしたがいかがでしたでしょうか?

コーヒーを美味しく淹れるためには"淹れ方"の技術なども含まれてくるので、これは本当に最低限のポイントになります。

ですが、この4つをしっかり守ることが出来れば、ご家庭で淹れるコーヒーが今までよりも格段に美味しくなることは間違いありません!


今回の記事が、少しでもより美味しくコーヒーを淹れられるようになるキッカケになれば幸いです。

 

 

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